噛むことを心がけていると、美容や健康にいいことがたくさんあります。
噛むことで期待できる効果
・美容・ダイエット効果
・脳の活性化
・免疫力アップ
・むし歯・口臭予防
ほかにも認知症予防、疲れ目予防、ストレスの回復が早くなるなどメリットが多くあります。
今回は、噛むメリット・デメリット、たくさん噛む方法をご紹介します。
利点を知って、健康的に生活しましょう。
噛むメリット
美容効果
噛むことで口の周りの筋肉が鍛えられて引き締まり、フェイスラインがスッキリし、ほうれい線も引き上がります。また、よく噛むと少量で満腹感が得られ、ダイエット効果が期待されます。
脳の活性化
噛むときアゴの筋肉を使うことによって脳内の血流量が増え、栄養と酸素が十分に運ばれて、さまざまな脳の部位が刺激されます。その結果、記憶力、集中力、判断力、認知力などが高まります。
血流は15回噛めば小さじ1杯ほどの量が脳に送られるといわれていて、よく噛むことで脳は活性化します。
免疫力アップ
よく噛むと、リラックス効果があります。そのリラックス効果により、免疫システムの主役である免疫物質が、噛むことによって増えることがわかってきました。
免疫物質は5分噛むと、噛んでいない時と比べ2.5倍も多く分泌されています。
むし歯・口臭予防
唾液にはむし歯菌が作った酸を、中和する役目があります。また、唾液には臭いの原因の細菌を消毒する効果があります。たくさん噛んで唾液を出しましょう。
噛むデメリット
ガムを多く噛みすぎたり、強い力で噛みすぎたりすると、アゴの筋肉が痛み、顎関節症になってしまう可能性があります。
たくさん噛むには?
厚生労働省(※1)では、具体的に「ひと口30回ずつ噛んで食べること」を推奨しています。そんな回数噛めないのが正直なところではないでしょうか。
食事の仕方に気をつける
30回は数えなくていいので通常の白米を食べる際に、いつもの量の半分のごはんを口にしてください。口に運ぶ回数は2倍に増えますが、噛む回数も2倍になります。これでいつもより多く噛むことができます。
ガムを噛む
食後にキシリトールガムを噛むと良いでしょう。キシリトールはむし歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を固くします。
私の通う歯科医院からも通院するたびにキシリトールガムを噛むことをすすめられます。
歯ごたえのある食べ物を食べる
歯ごたえのある食べ物
・するめ
・根野菜(にんじん、ごぼう、大根など)、きのこ類
・バケット
食材は大きめに切ると噛む回数が増えます。
まとめ
噛むと、唾液(つば)がたくさん分泌され、アゴを動かし顔の筋肉を使い、血流が良くなります。
脳の血のめぐりを良くして活性化することで、記憶力、集中力、判断力、認知力などが高まります。
血流が良くなることで、薄毛対策にも有効な研究結果(※2)も出ています。
長い時間噛むと口の中で免疫物質が分泌され免疫力向上し、唾液の力でむし歯、口臭予防にもなります。
料理をする際には、大きめに切ると噛む回数が増えます。
日常生活に噛むことを、ちょっとだけ意識して体にいいことを取り入れてみてください。
参考HP
※1 厚生労働省HP
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0326-10m-013.pdf
※2 ロッテ 噛むこと研究室
https://www.lotte.co.jp/kamukoto/beauty/1086
日本咀嚼学会パンフレット 「唾液の役割」
https://www.sosyaku.jp/news/news_pamphlet.html